前回の記事
4月23日 日曜日
予定通り、帰国前日にチェンマイへ到着。早々から色々あったけど、何とか寝床も確保し、いよいよ最終日の朝を迎えた。フライトは23時なので、それまでの時間チェンマイを遊び尽くす予定。
夜のフライト、チェックアウト後の荷物はどうする?
宿のチェックアウト時間は11時。空港へ出発するまでの間、荷物をどうするかという問題が発生する。
大抵のゲストハウスやホテルでは、チェックアウト後も荷物を預かってもらえる。しかし、昨夜のこと(※前回の記事参照)を考えると、ここの宿ではスタッフ不在で荷物の受け取りができないという可能性も大いに考えられる。
延泊料金を払って夜まで部屋を使うか安いドミトリーに移るという方法もあるが、今回は別のゲストハウスに移ることにした。
正味半日の滞在で1泊分の料金を払うのは少々贅沢だけど、今後の参考に他のゲストハウスも見てみたかったのと、日中動き回ることを考えて、出発前にシャワーを浴びてゆっくり過ごせるスペースを確保しておきたかった。
チェンマイでの移動手段
朝、部屋を出て下の階に降りると、フロントの前のテーブルに朝食が用意されていた。トースト(自分で焼く)、ジャム、コーヒーという質素な内容ながら、チェンマイ最安値クラスの宿で朝食付きというのはありがたいサービスだ。
しかし、食事が用意されている一角は、一組の外国人カップルによって「ここはあなた達のお家ですか?」というくらいがっつり占領されていて、他の人が手を出せるような雰囲気ではない。そして、フロントの女の子が直立したまま、無表情でその様子をジッと見つめている。
朝から何だか殺伐とした雰囲気に気おくれして、宿で朝食を取るのは断念した。
そのまま外へ出て、今日移動する予定の宿へ行ってみる。チェックインの時間にはまだ大分早いけど、その宿ではバイクのレンタルもやっているようなので、まずはチェンマイでの足を確保しておきたかったのだ。
まだ時間が早いせいか観光客の姿もあまりなく、朝の旧市街は閑散としていた。
宿は、移動に便利そうなターペー門の近くの新市街にあるゲストハウスを予約した。地図で見た限りでは泊まっていた宿からそれほど遠くなさそうだったのに、いざ歩いてみるとかなり遠かった。
チェンマイへ来たのは過去に一度きりだが、足が遠のいていた理由は正にコレ。徒歩だとどこへ行くにも遠いし、おまけに旧市街を出ると交通量が多く、道を渡るだけでも一苦労。街の様子はすっかり変わっていても、歩くのがシンドイという印象だけは昔と変わらない。
一日でソンテウを乗りこなすのは至難の業なので、一日であちこち観光するにはやはりレンタルバイクが一番効率が良いように思える。(※2023年4月時点でシティバスは運休中)
しかし、チェンマイは外国人に対する取り締まりが厳しいことでも有名。運が悪ければ、高額の罰金を要求されることもあるらしい。宿に向かって歩いている間も、私はまだ迷っていた。
ターペー門からほど近い(ハズの)、その名も”Tapae INN"という名のゲストハウスは、ターペー門から思ったより遠かったけど、入り口に所狭しとスクーターが並べてあるのですぐにそれと分かった。
中を覗くと、予約サイトの口コミ通りのチャキチャキした明るいお姉さんが出て来たので、今日滞在予定である旨を告げ、バイクを借りるか迷っていると相談してみた。
料金は一日250B。警察の検問について聞いてみると”メチャメチャ多い”と即答で返って来た。罰金はどれくらい取られるか分からないけど、どこへ行ってもあっちこっちで検問や取り締まりが行われているとのことだった。
レンタル代は妥当だけど、色んな人の情報を基に総合的に判断すると、チェンマイでは検問に引っ掛からなかったらラッキーくらいの確立のようなので、罰金払って返って高くつく可能性が高い。一旦バイクは諦めて、他の移動手段を検討してみることにした。
代わりにレンタル自転車は無いか聞いてみると、ここにはないけどターペー門の近くで借りられると教えてくれた。
ターペー門まで戻る途中、カフェで朝食タイム。
タイ最終日の朝ごはん |
最近流行っているのか、色んなところで目にするアボカドトーストなるものを頼んでみた。甘じょっぱいピーナッツバターとアボカドが意外にマッチして美味しい。
一休みしてから、再びレンタル自転車を探しにターペー門へ向かう。
ターペー門の前の広場にシェアサイクルが並んでいた。シンガポールの会社が運営しているらしい。利用するにはアプリをダウンロードして登録が必要。クレジットカードの登録などが面倒なのでやめて、旧市街に入って一番最初に目に付いたレンタル屋で自転車を借りた。
種類によって値段が変わるが、遠出する予定もなかったので一番安い60バーツのママチャリを借りた。
チェンマイのママチャリ |
ここでも一応バイクの値段を聞いてみたけど、同じく一日250バーツ。検問情報についても、”everywhere"との回答であった。
チェンマイでレンタル自転車をおススメしない理由
今回自転車を借りたのは、ターペー門から旧市街へ入って真っすぐ進んで左手にある、旅行会社併設のレンタル屋さん。60バーツの自転車にも、デポジット1000バーツ必要。
返却は19時までとのことだったけど、この日は日曜日。日曜日は店の前の通りが15時頃から歩行者天国になるらしい。実際は15時頃から準備が始まり16時頃から夜店がオープンするので、自転車は通行は可能だけど、”人が多いと走れないから、16時過ぎたら押して歩いて来てね”とのこと。
取りあえず足が確保できたので、宿に荷物を取りに戻って、新しいゲストハウスへ移動する。歩くと遠かったけど、自転車だと荷物を運ぶのも楽々♪
チェックインの時間までにはまだ少し早かったので、荷物だけ預かってもらってそのまま自転車で出かけた。行ってみたいところは沢山あったのだけど、一日、厳密には10時間位しか時間が無いので、厳選して予定を立てた。
まず向かったのは、JJマーケットという所にある【Greenheart】というオーガニックショップ。
知る人ぞ知るグリーンハート |
ここは、知る人ぞ知るタイのオーガニックコスメアバイブーベの取り扱いが豊富なお店。
私のお目当てはこれ↓
アバイブーベのアンチダークスポットセラム |
ホントはこれじゃなく、”ダークスポットコレクター”というクリームが欲しかったんだけど、売り切れだった。
一度バンコクで探し回ったことがあるのだけど、セラムは売っていてもコレクターの方はどこも売り切れで、両方一緒に使った方が効果が出やすいとのことだったのでバンコクでは購入を見送った。
ここでも残念ながらコレクターは手に入らなかったけど、せっかく来たのでセラムと、長年愛用しているマンゴスチン石鹸だけ買っておいた。効果の程は、またいづれ別の機会に。
さて、ターペー門からここまでグーグルマップでは徒歩30分程となっている。当然ながら、自転車ならもっと早く着くだろうと思っていたが、これが一筋縄ではいかなかった。
チェンマイでは自転車に乗っている人をほとんど見かけない。走ってみてその理由がよく分かったのだが、そもそもの話、チェンマイって自転車に乗ることを想定されていないのではないかと思われる。
鋪道の幅は狭いし、段差は多いし、道はデコボコ。かといって車道には自転車が走れるような余地はない。ハッキリ言ってメチャメチャ走りにくい。
歩道の真ん中に電柱が立ってたりするので、その都度自転車を担いで車道に降りて、また持ち上げて...を繰り返し、何のための自転車や!というシチュエーションが多すぎる。
たった30分でこんな感じだったので先が思いやられたけど、借りた自転車を放棄していく訳にもいかないので、先へ進むしかない。
グリーンハートでついでに友人へのお土産も買って、次に向かったのは”PUNPUN"という、お寺の中にあるベジタリアンレストラン。グーグルマップでは徒歩1時間位の距離がある。
本当は、別のお寺でやっているヴィーガンビュッフェに行ってみたかったのだけど、日曜日は休みらしいので諦めて、評判が良さそうなこちらのお店に行ってみることにした。
車が少ない道は走りやすいけど、時々降りて押しながら歩かなければならないような道も多い。お昼ご飯を食べに向かっているのに、暑さに耐えきれず途中でカットフルーツを買って食べた。
着いた頃には汗だくのヘトヘトになっていたが、まさかの結末が待ち受けていた。
お寺のベジタリアンレストラン |
苦労して辿り着いたのに、ここも日曜日はお休み。
途中の道に何だか見覚えがあるような気がしたが、前日バスターミナルから乗ったソンテウに降ろされたのがこのお寺の近くだった。
仕方がないので、次の候補の店に向かう。
ヴィーガンヘヴン |
意識高い系のヴィーガン欧米人たちの間で有名な、ヴィーガンヘヴンでようやく昼ご飯にありつく。
ヴィーガンカオソイ |
ココナッツ嫌いで一度も食べたことのなかったカオソイにチャレンジ。初めて食べたけど、かなり美味しかった。ハマりそう。値段も100バーツと外国人向けのお店にしては良心的。
PUNPUNからここまでは、旧市街を挟んで丁度反対側。旧市街を通り抜けて、徒歩だと50分位の距離。旧市街は自転車でも比較的走りやすい。
自転車レンタルするなら旧市街の中だけにしておくのが無難ではないだろうか。
象さんに会いに行く
一度宿に戻ってチェックインを済ませ、部屋に荷物を運んで一休み。部屋は狭いけど、アンティークな雰囲気がお洒落で、居心地がいい。
実はこの日、バイクを借りることができたらどうしても行きたいと思っていた所があった。郊外にある”象カフェ”だ。
バイクのレンタルをやめた時点で半分諦めていたけど、やっぱり行ってみたい。
再びターペー門まで行って、客待ちをしているトゥクトゥクのドライバーに象カフェまで幾らで行けるか聞いてみるた。そこらにいたドライバーたちは場所を知らないらしく、グーグルマップを見ながら何やら話し合いが始まる。
そのうちの一人が、”ここは遠いから2000バーツでどうだ”と言ってきた。2000バーツならバイクレンタルして罰金払った方が断然安い。
やめておくと言うと、いきなり500バーツ値下げしてきた。最後くらい後悔しないように、多少お金がかかっても行きたいところは全部行っておこうかとも思ったけど、これまでのケチケチ旅行のクセが抜けきれず、踏ん切りがつかない。
”ちょっと考えてみる”と一旦その場を離れ、どうしようかなーと考えながら、自転車で走っていると、通りがかった旅行会社の前で、車で観光に行かないかと声を掛けられた。物は試しと、”ここへ行きたい”とスマホで象カフェの場所を見せると、”この場所なら知ってる。”と、停めてあったクロスカントリー車というのか、よく知らんけどとにかく大きな車を指して、”この車で800バーツ”と言ってきた。
自転車を借りるときのデポジットが1000バーツだったので、自転車を早めに返却しておじさんの車で象カフェに行くことにした。
結局出発したのは15時頃になってしまったけど、象カフェまで車で1時間程かかるらしい上に、17時には閉店してしまう。
ドライバーさんはめっちゃ急いでくれたけど、目的の象カフェはおじさんが思っていた場所より遥かに遠かったようで、途中から私がグーグルマップを見ながらナビ役を務める。
かなり山の上まで上がって来たところに、ようやく看板が見えた。そこからカフェの駐車場まで、更に未舗装の山道を上っていく。
バイクで来ている外国人観光客もいたけど、慣れていないとバイクでここまで来るのは相当大変そう。車にして良かった。
苦労して辿り着いた先は、【エレフィン ファーム&カフェ】
山の上の象カフェ |
カフェではテラス席で象さんたちと山の景色を眺めながら、ドリンクだけでなく食事もできる。山の上にあるだけあって値段は高めだけど、こんな辺鄙な場所にしては良心的な方ではないだろうか。ホイップもりもりのアイスココアと名物の象さんクッキーで125バーツ。ドライバーさんは、待っている間に買ったコーヒーの値段にびっくりしてたけど。街中の屋台なら35バーツくらいだもんね。
象さんたちのお家は別のところにあるらしく、閉店時間が近づくと象使いさん達に連れられてどこかへ帰りはじめたので、名残惜しいけど私も帰ることにする。
来た時と同じオフロードの山道を下って行く。上りも大変そうだったけど、下りはもっと危なそうに見える。バイクだと相当運転慣れていないと難しそうだし、トゥクトゥクでこの道を上り下りするのは無理ではないかと思う。つくづく、車で来てよかった。
少し走ると、キンコン・キンコン♪と音が鳴りだした。ガソリンが残り少なくなったらしい。
オフロードを抜けて舗装道路に戻り、山を下りながらガソリンスタンドを探したが、あるのは自販機ばかり。運転手さん曰く、それらはバイク用だからダメらしい。
途中からポツポツと雨が降り出し、段々雨脚が強くなって来た。運転手さんも山でガソリンスタンドを探すのは諦めたらしく、どんどんスピードを上げて山道を飛ばす。街の近くのガソリンスタンドまで何とか持たせようという作戦のようだ。
ドライバーさんは象カフェがあんな山の上にあるとは思ってもいなかったようで、終始「400バーツ分も入れて来たのに...」とボヤいていたので何だか申し訳ない気分になってきた。
誤解のないように書いておくけど、ドライバーさんは初めから凄く気を使ってくれていたし、運転も上手くてメッチャ良い人だった。だから余計に、申し訳ない気分になってしまう。
山道を下り、大通りへ出て一番最初にあったガソリンスタンドに入った。ドライバーさんが、スタンドの人と少し話をしただけですぐ出発しようとしたので不思議に思っていると、ナント停電中で給油ができないらしい。雨が降って少し暗くはなったけど、まだ夕方だったので全然気づかなかった。
次のガソリンスタンドでも同じく給油できず、「ガソリン切れたら、押して帰るしかないね」とそれまで冗談を言っていたドライバーさんの顔にもやや焦りが見え始めた。そんな状況でも、「ちゃんとターペー門までは送り届けるから安心して」と言ってくれる。ええ人や~😿
ハラハラしたけど、何とか無事街まで帰ってくることができた。警告音が鳴り始めてから20㎞以上もの距離を給油なしで走り切ったドライバーさんに盛大な拍手を送りたい👏
ガソリン無いのにわざわざ宿の近くまで送ってくれたドライバーさんに、やっぱり多少のチップは上乗せした方がいいかと悩んだけど、地図も見せた上で金額提示してきたのはドライバーさんの方だし、私が値切った訳でもないので、今回は最初の約束通り800バーツだけ支払った。
一人で車をチャーターするのは色々気を使うからホントは苦手。でも、今回に限っては、何回も言うけど、つくづく車で行って良かった。
チェンマイ最後の夜
18時過ぎに一旦宿に戻ったものの、停電はまだ続いていて宿の中は真っ暗。ファイサイに続き、またもやこんな仕打ちに遭うとは。トホホ...。
本来は出発までの時間、先に荷物を纏めて、どこかでマッサージを受けて、軽く夕飯を食べて、宿に戻ってシャワーを浴びて、20時~20時半頃空港へ出発、という計画だった。
宿にいても真っ暗で何もできないので、停電が回復するまで外に出ることにした。この頃には雨も止んで、外の方が断然明るい。
ターペー門から旧市街に伸びる通りには、飲食屋台やフリーマーケットのような出店が沢山出ていた。バンコクのウィークエンドマーケットのミニミニ版のような雰囲気。
ここから先は歩行者天国 |
旧市街のサンデーマーケット |
食事代わりになりそうなものを探していたのに、美味しそうな手作りクッキーが売っていたので、思わず買ってしまった。
ドライフルーツ入りのクッキー |
規模は小さいけど、ブラブラとお店を覗きながら歩いていると段々日が暮れて来た。気づくと既に19時前になっていたので、そろそろ帰って荷物を纏めたいところだけど、停電はまだ続いている様子。
マッサージを受けている間に停電が回復した。建物に灯りが灯ると、歓声が沸き上がる。ようやく盛り上がって来たところなのに、もう帰らなくてはならないのが残念。
この様子ではお店でマッサージを受けるのは無理そうなので、帰る前にマーケットの出店で一番安い30分80バーツの足マッサージを受けることにした。
旧市街へ向かう人たち |
ターペー門まで戻ると、今までどこに隠れていたんだというくらい大勢の人たちがこちらに向かって歩いて来た。
人波を逆流し一人寂しく宿へ戻る途中、屋台でジャックフルーツを買って宿で出発前の腹ごしらえをする。
最近ハマっているジャックフルーツ |
ソンテウで市内から空港へ
シャワーを浴びて荷物を纏めていたら、ちょうど20時過ぎになったので、チェックアウトをして空港行のソンテウを探す。せっかく奮発して1泊分の宿代払って部屋を確保したのに、停電のお陰で正味2時間も滞在できなかった。
ターペー門の前でソンテウが何台か待機しているのを見かけたので、そこまで行けば拾えるだろうと思い、再びターペー門へ向かって歩いていると、途中目の前で一台のソンテウが止まった。
ドライバーに声を掛けると、空港まで100バーツで行ってくれるという。色々情報を見て150バーツは覚悟していたのでラッキーだ。
荷台に乗り込むとドライバーのおじさんは「ワタシ、日本人のお客さん沢山いるヨ」と言って、一冊のノートとペンを渡された。インドでよく見る(見せられる)アレだった。
”アレ”と言うのは、「ドライバーの○○さんは、とても親切で信頼できます」といったお客さんの感想が書かれたノートのこと。主に客引きの際、相手を信用させるために使われる。今はどうだか分からないけど、昔は詐欺やボッタくりによく使われていた手法。最近トンと目にすることが無くなったけど、まだ健在だったとは。
懐かしさと面白半分で、私も一筆書いてみた。因みに、このドライバーのおじさんは普通に親切な人で、頼んでもいない土産物屋に連れていかれることもなく、ちゃんと空港まで100バーツで連れて行ってくれた。
チェンマイの空港は市内から近く、15分くらいで到着した。小さい空港なので、カウンターも分かりやすい。
[ヴェトジェットエアー ]チェンマイ-関空 直行便
帰国はヴェトジェットエア、関空行の直行便。
カウンターに並んでいると、空港のスタッフらしき人がやって来て何か言っているけど聞き取れない。何語を喋っているのかさえ分からず困惑して、パスポートを見せながら「アイ アム ジャパニーズ」と言ってみた。
それでもスタッフさんは、自分の腕の辺りを指しながら、しきりに何か言っている。自分の語学力にちょっと絶望しかけたが、よくよく聞いて、ようやく理解できた。「ワクチンは接種済みか?」と聞かれていたのだ。
ベトナム、ラオス、タイと3か国出入国してきたけど、一度も聞かれたことがなかったので、”ワクチン”という概念すら頭の中からスッポリと抜け落ちていた。
接種証明書を見せて、無事解決。ついでに日本入国時にwebの登録が必要だったことを思い出し、登録しておく。まだPCRが必要だった時もフォーマット問題で散々苦労したけど、緩和されたとは言えまだまだややこしい手続きに四苦八苦しながら、日本に帰るんだな~、という実感が湧いてくる。
そして、いよいよドキドキのチェックイン。できるだけ荷物を増やさないように買い物は極力控えていたけど、やはり日本を出国したときより多少は増えている。万が一7㎏をオーバーしてしまっていたら、追加料金確定。
緊張の中カウンターへ行くと、パスポート見せただけであっけなく搭乗券を渡された。一応ダメ元で窓際席をリクエストしてみたけど、こちらもあっさりOK.そして、肝心の荷物は完全スルー。普段通りの持ち込み禁止物についての注意だけで、重量については全く触れられることなく終了。
バンコクの空港だといつも混雑していて時間がかかるので少し早めに来てみたけど、チェンマイだからなのか、コロナの影響なのかは分からないけど、イミグレーションも空いていて、搭乗時間まで大分時間が余ってしまった。
免税店や飲食店がコンパクトに纏まっているこじんまりした空港内もそれほど人は多くなかったけど、時間に余裕があるのでちょっと高いけどマッサージでも受けて時間を潰そうと思ったら、そこだけ満員だった。考えることは皆同じ。
搭乗時間になり、飛行機に乗り込んで、チェックインカウンターでの対応の意味が分かった気がした。
リクエスト通り窓際席をゲットできたけど、3列シートには私一人。機内の様子を伺うと、一列につきほぼ一人ないしは一組しか座っていない。これだけガラガラだから、荷物の計測も必要なかったのかもしれない。
座席のコンセント |
座席には、行きの便にはなかった充電用のコンセントがついていた。
simカードも販売している |
チェンマイから関西国際空港までは、直行で約5時間20分。足を伸ばして横になることができたので、ほとんど爆睡していたけど、かなり快適な空の旅であった。これで何とチケット代16000円。旅の最後は大満足で締めくくられた。ヴェトジェットバンザーイ!!
こうして、駆け足で巡ったベトナムーラオスータイの旅は終わった。
まとめ
チェンマイ滞在1日の支出
宿代(1泊分):350B
レンタル自転車:60B
車チャーター:800B
空港行ソンテウ:100B
食費:574B
象の餌:100B
土産等:749B
マッサージ:80B
TOTAL:2813B≒11252円
今回チェンマイで訪れた場所。
【Greenheart】オーガニックショップ
【Vegan Heaven】ヴィーガンレストラン
【エレフィン ファーム&カフェ】象カフェ
時間制限があり、行先を厳選した結果、かなり個人の趣向に偏ってしまったが、多少の困難と出費はあったものの、象カフェは本当に行って良かった!
日程に余裕があればもっと楽しめるところは沢山あると思うけど、新市街の散策にレンタル自転車はお勧めしない。
日曜日は休みのところも多いようなので、要注意。ターペー門から旧市街へ伸びる通りは夕方からサンデーナイトマーケットが開かれ歩行者天国になる。周辺で自転車やバイクをレンタルする際は気を付けよう。返却に行くのが大変。
旅の最後に
ベトナムから始まった3か国に渡るバス旅の記録は、今回が最終回。
9日間(実質8日)という短い期間での駆け足旅行となったが、コロナの規制も緩和されたばかりの時期で直近の情報があまりなく、同じような思いをしている人がいれば何かの参考になるかと思い、少ないながらも現地で収集できた情報を書いてみた。
記事を書き上げるのに思った以上に時間がかかってしまい、公開する時にはすでに古くなってしまっている情報もあるだろう。コロナ以降情勢の変化も早いので、ここに書いた内容はあくまでも個人の体験談として、参考程度にして頂きたい。実際、個人的な趣味趣向が優先して、全く参考にならない部分も多々あるが、ただの一般人が書いているブログ故、ご容赦願いたい。
若かりし頃、バックパッカーの真似事をしていたクセが抜けきれず、私の旅のスタイルは今でも節約派の一人旅。バックパッカーという言葉もやや死語になりつつあるが、俗な言い方をすれば『お金では買えない価値がある』。(金銭事情と集団行動が苦手な性格も大いに関係しているが)
旅のスタイルは人それぞれ。情報が必要な人には現地の生の情報を、一人旅に興味はあるけど一歩踏み出す勇気がないという人には、記事を読んで疑似体験を楽しんで貰えれば幸いだ。
今回の旅の記録が、少しでも誰かの役に立てれば幸いです。
Bon Voyage
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