2024年1月末、デリー空港からアグラへ日帰りタージマハル観光に行った時の記録。
アグラ到着
ニューデリー駅朝6時発のシャタブディエクスプレスに乗り、約30分遅れの8時20分ごろタージマハルのあるアグラへ到着した。
出口へ向かうと、ミニタージがお出迎え。
アグラカント駅 |
アグラの鉄道駅はここアグラカント駅と、他にもアグラフォート駅、ツンドラ駅というのがある。デリーから観光客がよく利用する列車はカント駅に到着することが多いけど、帰りはちょっと(だいぶ?)離れたツンドラ駅発ということも多いのでご注意を。
1月末の北インドは想像以上に寒かった。
初めてアグラに来たのもちょうど1月半ば頃だった。インド=暑い国という概念しかなかったから夏服しか持ってきてなくて、あまりに寒そうにしている私を見かねてリキシャのおじちゃんが「セーター買いな」って市場に連れて行ってくれた。
そのリキシャのおじちゃんにはその後ももの凄くお世話になった。本当に神様みたいな人で、アグラ中、否、インド中、否、世界中探してもあんなけいい人に出会えるのは奇跡みたいなもんだと思う。その後もアグラを訪れるたび、おじちゃんがいないかついつい探してしまうけど、未だ再会は果たせていない。そしてその時の教訓もその後全く活かされず、なぜかインド来るたびインド=いつでも暑いという思い込みが刷り込まれているのは何故だろう。
今回は私的にかなり万全の寒さ対策をしてきたつもりだったけど、”インドの寒さナメんなよ”とあざ笑われているかのように全く及ばず、激寒に撃沈。
話はそれたけど、アグラのリキシャは昔から悪名が高いので有名だ。これからアグラに行く人はさっきの神様みたいなおじちゃんの話は忘れてほしい。油断するとどこ連れていかれるか分からないから気をつけてね。
とは言え駅から一番効率よくタージへ向かうには、やはりリキシャを利用するほかない。次から次へと声を掛けてくるリキシャやタクシーをガン無視してプリペイドリキシャを探す。
待機中のリキシャがズラリと並んでいる少し先に、プリペイドリキシャの受付らしきボックスを発見。
そちらに向かっていると、一人のリキシャドライバーが「そっちじゃないよ」と言いながらついてきた。しかし、自分の目で確かめるまでは信用ができない。
ボックスには確かに「PRE PAIED」と書かれているが、中には誰もいない。
しつこく付いてきたおじさんが、「だから、そっちじゃなくてあっちだってば」と言って、駐車場の隅の方を指さす。そちらを見ると、なにやら人だかりができているのでそちらの方に行ってみる。(あくまでもおっさんは無視)。
人だかりの前にはテーブルを置いただけの簡易カウンターに、係のおじさんが座ってチケットを発行している。付きまとってきたドライバーの言っていることは正しかったようだ。
ここで料金を支払って、リキシャに乗り込む。タージまでうろ覚えだけど、TAX込みで110ルピーとかだったと思う。ウーバーでも大体それくらいのようなので、アプリ使える人はウーバーかオーラ使っても良いかもです。各々お好きな方法で。
で、リキシャに乗ると高確率で口コミノート見せられて、一日チャーターのオファーや土産物屋に連れていかれるというのがお決まりパターン。アグラで配車アプリは使ったことないので、そのあたりどうなのかは知らない。
今回私が乗ったリキシャのドライバーは、はじめこそ寒そうにしている私を見て風除けを下ろしてくれたり、色々気使ってくれてたけど、私がアグラには何回も来ていると話した途端、目に見えて愛想が悪くなった。そして、「ここから先はリキシャは入れないからこっから歩け」と言って、タージの入り口からだいぶ離れたところで降ろされた。
タージマハル入場の心得
帰りのバスの時間まで時間はたっぷりあるので、周辺を見物しつつのんびりチケット売り場へ向かう。
タージに向かってブラブラ歩いていると、東ゲートに辿り着いた。チケットはエントランスから少し離れたところで売っているので、チケットを買いに行ってまたゲートの方へ戻る。
中途半端な時間のためか、全然並んでいなかったのでほとんど待たずにチケットが買えた。よくよく見ると性別male(男)になってるけど、その辺テキトーなのがインドらしい。
窓口では何も言ってくれないけど、ここでペットボトルの水と霊廟に入るときの靴カバーが貰える。チケットカウンターの少し奥に積んであったけど、渡す係の人がだれもいないので勝手に頂いておいた。多分事前にちゃんと調べておかないと分からないシステムだと思う。
チケットは入場料1100ルピーに、霊廟に入る場合は+200ルピー(外国人料金)。大体の訪問時間が決まっていれば、オンラインでもチケット購入ができるようだ。※2024年1月時点
タージマハルには持ち込み禁止品が色々あるらしい。エントランスで手荷物検査があるので、引っかかった場合は荷物を預けなければいけない。有料の預かり所もあるらしいけど、エントランスのすぐ横のクロークで無料で預かってくれるので、私は手荷物検査の前に邪魔になりそうな荷物を預かってもらった。
手提げ袋にいらない荷物と一緒にチケットカウンターで貰った水と帽子を一緒に入れていたら、中身を確認した受付のおじさんが、カバンの中からおもむろに帽子を取り出して私の頭に被せた。「暑いから(?)帽子は被っておけ」ということらしい。「水も持っておけ」と渡されそうになったけど、観光中はあまり水分とらないようにしているし、邪魔なので水はそのまま預かって貰った。インドのおじさん世話焼き過剰説。(笑) 鞄や袋には直接チョークで番号書かれるから、汚したくない高級品やお気に入りのバッグは預けないように気を付けましょう。
霧のタージマハル
いくつもの関門を通り抜けて、ここまで辿り着いた頃にはすでに時刻は10時を回っていた。
日が昇って、寒さはだいぶ和らいできたけど、遠目に見るタージにはまだ靄がかかっていた。これはこれで幻想的で趣があるけど、ちょっと残念な感じ。
すでに沢山の観光客が来ていて、正面からの撮影スポットで人が入らないように撮影するのも一苦労。
ビフォー |
前回来た時はまだ修復中で残念なお姿だったけど、今回修復も終わったようで、また美しい姿を拝めて満足❤ やっぱりタージは美しい。
アフター |
タージマハルはどれだけ見ていても全く飽きることがない。
近くでじっくり眺めたり、庭園からボーっと眺めたりしているうちに、お昼になっていた。晴れ間も出てきて、朝とは打って変わって暑い。
帰りはアグラ発14時のバスを予約しているので、そろそろ移動しなくてはお昼ご飯をくいっぱぐれそうなので、重い腰を上げて元来た東ゲートへ向かう。
預けていた荷物を受け取って外へ出た。
そこから今度はヤムナー川の方へ向かう。
川の方面から見るタージ。芝生の部分は立ち入り禁止。 |
真裏から見るタージも好きだけど、柵に近づくと銃を持ったお巡りさんがすっ飛んできて怒られた。前回来た時はもう少し近くまで行けたし、前より大分柵が外側に広がってるような気がするけど、実は前回も同じ場所で怒られた経験あり。懲りない日本人。
手前にも屋上レストランがあるけど、ここの方が一段高いようで、大変眺めが良き♪
「柵の中には入ってないのにダメなの?」と聞いてみたけど、「ダメ、ダメ。ここから写真撮れ」と撮影場所まで指定される。
しかたなく少し離れた場所から写真を撮っていたら、お巡りさんも満足げな顔をしていた。
一通りタージマハルを堪能した後は、最後の仕上げに向かう。
タージビューで昼ご飯
朝来た道を引き返し、目星をつけていた屋上レストランで昼ご飯タイム。
屋上から見るタージマハル |
ただ、屋根がないので直射日光が直撃して暑い💦
すぐ目の前に、見覚えのある建物が見えた。
ホテルの特等室 |
屋上には客室が一部屋しかないので、タージビューを独り占めできる正に特等室!
料理を待ちながら最後のタージを満喫していると、注文から15分くらいしてお店の人がやってきたので「えらく早いな」と思ったら、私がオーダーしたダル(豆)カレーは今から仕込みをして作るのでかなり時間がかかると言ってきた。ダルを待つかもう少し早くできるのにするかどうする?って言われたけど、待ってる間にもう13時前になってしまったので、早くできる方に注文変更。そういうことはもっと早く言って欲しかったょ...。
美しいタージを遠目に眺めながら、優雅な昼食タイムのはずが、運ばれてきた舌がやけどしそうなくらい熱々の料理を大急ぎで掻き込み、重いお腹でひぃこら言いながら登った分だけ階段を下りる。(眺めが良い分登るのも大変。下りもまたしかり。)
こうして、何とか弾丸タージマハル観光を終え、次回いよいよデリーに戻ります。
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