2024年11月某日。
スリランカへ行ってみた。
正確にはインドへ行くのにコロンボ経由の航空券が安かったので、インドへ行く途中でちょっと寄り道してみた。
今回はコロンボのバンダラナイケ国際空港到着からバスに乗って鉄道の始発駅であるマラダナ駅近くのお宿に到着するまでの様子をレポートしてみようと思う。
バンダラナイケ国際空港
コロンボまでは関空から中国東方航空を利用した。中国東方航空の乗り心地については別途記事にしたので、興味のある方はそちらをどうぞ。
ほぼ定刻通り19時にバンダラナイケ国際空港へ到着。中国東方航空の直近のフライト情報を見る限り、定時より30分くらい早く着くことが多いようなので、定刻とはいえ普段より遅めの到着だったのかもしれない。
バンダラナイケ国際空港名物、後光が神々しいお釈迦様がお出迎え。
バンダラナイケ国際空港定番の撮影スポット |
お釈迦様にお尻を向けて撮影してはいけません |
何分昔のことであまり記憶も定かではないけど、私の中のスリランカの空港の印象は『暗くて陰気な小屋』だった。
今でも国際空港にしてはこじんまりしているけど、昔の印象からするとかなり近代化しているように見える。
昔のコロンボは治安も悪かったし、あの頃に比べると平和な雰囲気が漂ってるなぁ。
空港で旅支度
両替
今回は1週間の滞在予定なので、空港でとりあえず現金2万5千円を両替し、足りなくなったらATMで調達する予定。
カウンターの前には自販機のような機械もあったけど、誰も使っている人はいなかった。
空港の両替所は呼び込みが激しいのでちょっと怪しい感じがするけど、レートはどこも同じなので、空いているところで両替すればOK。他の方のブログなどを参照させてもらった限り、空港も市内もそれほどレートは変わらないらしい。
インドの癖で小銭があった方がいいような気がして、3000ルピー(≒1500円)分を100ルピー札に交換してもらった。
結果的に今回滞在したコロンボ、ミリッサ、ヒッカドゥワに関してはカードが使えるところも多いし、小さいお店でも普通にお釣りをくれるのでそんなに必要なかった。
宿代、交通費、食費、一番高額なホウェールウォッチングを現金で支払っても、1週間最初に両替した2万5千円分で全然足りた。
ATMは利用していないけど、両替所の近くに数台並んでいて、使っている人も多かったので問題なく使えるようではあった。
SIMカード
予めe-simやレンタルwifiなどの通信環境を用意していない場合は、空港で簡単に現地simが手に入るので心配無用。
人の流れに従って出口の方へ向かえば、両替所(ATM)に続いてsimカードのカウンターが並んでいる。空港自体が小さいので導線も非常に分かりやすい。
インドではメジャーなairtel(エアテル)なんかもあるけど、スリランカではこれ、Dialog一択。皆ここに並んでるっていうか、ここしか並んでいないから間違いなさそう。
そして、後にこの選択は間違っていなかったと思い知る。
スリランカでNO.1のDialogカウンター |
ひと月20GB、30GB、100GBからお好きなプランを選べます。
今回は1週間だけなので、20GBで十分。1400ルピー(≒700円)。欲を言えば20GBもいらんから短期滞在用にもう少しお安いプランがあればいいのにと思う。
買い方は、まず窓口に並んで順番が来たら欲しいプランを伝える→お金を払う→SIMカードを貰ったら別窓口へ(※)→係の人がアクティベートしてくれる→完了後すぐ使用OKという流れ。
※窓口で渡されたSIMカードをどうすればいいか分からず迷っている人が多いようだけど、販売とアクティベートの窓口が別になっているので、奥にいる係の人にスマホと購入したSIMカードを渡せば全部やってくれる。
スマホ日本語表示のまま渡しちゃったけど、係のお兄さんも慣れたものでサクッと作業完了。その場ですぐ使えるようになった。
自販機? |
1週間だし特に必要ないと思って詳しくは聞かなかったけど、通話もできるようだ。他の人の情報によると、国内通話、SMSもついているらしい。一応電話番号だけ聞いておいた。
海の上でも通信可能 |
空港の手荷物預かり所
空港ロビーから外に出たところに、手荷物預かり所があった。
23㎏以下、24時間以内で6アメリカドル(≒950円)、初日はこれに3ドル追加されるらしい。高い。
コロンボフォートの鉄道駅でもっと安く預けられるようなので、数時間のトランジットでどうしても荷物を預けたいなどの事情がない限りあまり利用価値はなさそう。
空港からコロンボ市内へのバス
空港からの移動手段はタクシーを利用するのが一般的なようだ。
空港内への乗り入れはできないみたいだけど、敷地から出たところからオートリキシャも利用可能。タクシーもオートリキシャも配車アプリで簡単に手配できる。
今回はバスと鉄道のみで、オートリキシャは一度も利用しなかったので実際の使い勝手などは分からないけど、uberやpicmeというアプリを入れておけば料金を調べることもできるので便利。
外はすでに暗くなっているけど、まだ20時前だし大丈夫だろうと、今回はバスでコロンボ市内まで行くことにした。
Googleマップを頼りに空港から約1km離れたバスターミナルに向けて歩き出す。購入したばかりのSIMが早速大活躍。
正面の道路を突っ切って外の通りに出ようとしたら、出口で止められた。
「バスターミナルに行きたい」というと、違う方向を指して「あっちから行け」と言われた。
示された方向は、空港の建物を背にして右方向へまっすぐ。言われた通りに歩いていくと何となく外へ出た。
空港の敷地なのか外なのかあいまいなところにオートリキシャが一台停まっていて、ちょうどお客さんを降ろしたところだったので、安かったらバスターミナルまで乗せてもらおうと思って声を掛けたら、「ここからは乗れないからあっちへ行け」みたいなことを言われた。一応乗降場所が決まっているみたい。
面倒くさいのであきらめてそのまま歩いて市内行187番のバスが出ている(らしい)Avariwattaバスターミナルを目指す。
空港からのバスに関しては、Avariwattaへ向かう途中にあるカトゥナーヤカというバス停から高速バスが出ているという情報もあるしグーグルマップにも載っているけど、情報が不確かなので確実に乗れそうなAvariwattaまで行ってみることにした。
通りすがりに見た限りでは、カトゥナーヤカからバスが出ているような気配はなかったけど、夜だったしよく分からないのでそのままスルーした。時間と体力に自信がある人は調べてみてね。
空港からバスターミナルへ向かう道 |
空港からバスターミナルへ”道なき道”を歩いていく。途中デコボコ道に水たまりも結構あったので、天気が悪い時期にコロコロを引いて歩くのはかなり大変そう。背負えるバックパック推奨。
まっすぐ歩いて交差点の十字路を左に曲がり、道なりに行くとバスターミナルに着いた。
空港から約1kmの距離だけど、デコボコ道を荷物持って歩くとかなり遠く感じる。
バスターミナルに着くと、通常バスが入ってくるであろうターミナル内にはベンチで寝ている人がちらほらいるだけで、「本日の営業は終了しました」という雰囲気が漂っている。
辺りをウロウロしてみると、ターミナルを出たところの道端に青いバス(バン)が一台停まっていた。
車掌さんらしき人に「コロンボ?」と聞くと何も言わずにドアを開けてくれた。値段を確認すると300ルピーと予め調べていた適正価格だったのでそのままバスに乗り込む。
多分エアコンつけてるからだと思うけど、乗った瞬間ドアを閉められたのでこのバスが187番のバスなのかちゃんと確かめることができなかった。(同じ理由で写真も撮れず)
荷物もそのまま持って乗り込んだので、降りるとき楽なように運転席のすぐ後ろに座ったら、運転手さんに運転席の隣の一番前の席に座るよう言われ、運転席との間のスペースに荷物を置いてくれた。
乗車してから15分くらいで出発。この時点で8割がた席が埋まっていたけど、途中でちょこちょことお客さんを乗せ、ハイウェイに入るころには乗車率110%くらいになっていた。立ったままの人もいて可哀そう...。
コロンボ市内へ到着
コロンボのシンボル・ロータスタワー |
一番前の一人席という特等席を与えられ、バスの乗り心地はなかなか快適だった。
順調に1時間くらい走ったところで、コロンボのシンボル、ロータスタワーが見えてきた。マップを確認すると目的地のすぐ近くまで来てるらしい。
バスの終着点は(たぶん)コロンボフォート駅近くのセントラルバススタンド(のはず)。
翌日始発の鉄道で移動するため、この日はホテルやゲストハウスの多いコロンボフォート駅周辺ではなく、一つ手前のマラダナ駅近くの宿を予約していた。バスの終点からオートリキシャに乗るつもりだったけど、マップを見ていると、マラダナを通ってコロンボフォート方面に向かっているようだったので、マラダナで停まるか聞いてみたら駅の近くで降ろしてくれた。ラッキーだ。
そこから宿までは歩いて5分くらいだった。
今回予約していた宿は、レビューの評価は大変悪いけれど、安さと駅から近いだけが魅力の安ホテル。コロンボフォート周辺ならドミトリーの価格で個室に泊まれる。
実はあまりの評判の悪さに少々びびっていたのだけど、実際泊まってみるとどうしてそんなに評価が悪いのか分からないくらいまともなホテルだった。お湯も出るし、スタッフさんも親切。
宿の前の通り |
宿の前の風景 |
周辺はかなりローカル色が強いので好き嫌いが分かれるのかもしれないけど、宿自体は綺麗だし部屋も広くて一晩だけ泊まるのがもったいないくらい快適だった(おまけに予約していた窓なしの部屋から窓付きに無料で変更してもらった)。
強いてダメなところを挙げるとすると、コンセントが1種類しかなく、持ってきていたアダプターが合わなくて充電できなくて困ったくらい。
どこの宿か気になる人は、マラダナ駅周辺に2つある安宿のうち駅から遠い方なので、アゴダかブッキングドットコムの料金安い順で検索してみてね。
まとめ
スリランカ初日、バンダラナイケ国際空港到着からコロンボ市内の宿に着くまでの様子を順を追って書いてみた。
スリランカ初日に使ったお金
SIMカード:1400ルピー
バス:300ルピー
ホテル:5200ルピー(現地支払い価格。アゴダから後日キャッシュバック予定)
合計:6900ルピー(≒3450円)
ホテルに着いたのが夜9時を過ぎていて、翌朝始発の鉄道に乗るため5時半までには起床したかったので、この日の夕食はパス。
スリランカ初日からあんまりお金使いたくないなーっ、ていう人の参考になれば幸いです。
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