ミリッサでホウェールウォッチング

2025/02/08

スリランカ ホウェールウォッチング ミリッサ

t f B! P L

 2024年11月下旬、

コロンボから南下し、海辺の街ミリッサへ。

今回の一番の目的はホウェールウォッチング。運が良ければ世界最大のクジラ、シロナガスクジラも見られるらしい。

スリランカ南部のビーチは11月下旬からがオンシーズンということで大いに期待していたけど、ミリッサに到着してからぐずついた天候が続いているので、ちょっと不安。

通りの景色

ミリッサの素敵なお宿

ミリッサには3泊4日滞在した。アゴダで見て凄く気に入ったゲストハウスがあったけど、初日は空きがなかったので別のところに泊まって、翌日移動した。



バルコニーからの景色

英語があまり話せないオーナー夫婦の代わりに、近所に住む息子さんが色々と世話を焼いてくれる。

食事は別料金だけど、事前に頼んでおけばお母さんが作ってくれる。

美味しすぎて、滞在中の昼ご飯は全部ここで食べた。
スリランカのお母さんの手料理

毎日違うメニュー
毎回カレー二皿分くらいのお米を用意してくれたけど、美味しすぎて(2回目)完食。

食後にデザートのバナナを持たせてくれるんだけど、うっかりテラスに置きっぱなしにしていたら何者かに半分食べられてしまっていた。

全部もっていかないところを見ると、猿ではなさそう。多分鳥類か、いつも私の食事を狙っている近所のネコの仕業だろう。

自然との共存て難しい。
隙あらば人の食事を狙う近所のネコ

オーナー夫婦の家の上に建てられたこのツリーハウス風の部屋(というか小屋)は、質素だけど必要最低限のものは備えられていて、一部屋しかないから静かで居心地がいい。

日程に余裕があればもっと長くいたいけど、ここにずっと泊まっていたら確実に体重は増加しそう。

宿にチェックインして、早速ホウェールウォッチングのリサーチに着手した。

宿にツアーの看板があったのでオーナーの息子さんに聞いてみると、今はリタイアしているけど、オーナーのお父さんが働いていた会社だそうで、本来70ドルのところ特別料金の50ドルで参加できるとのこと。

ただ、そこはグーグルマップでは非常に評判の悪いツアー会社だった。

前日泊まった宿にも同じ看板があったので、いろんな宿と提携してお客さんを集めているのだろう。

ひとまず返事は保留にして、他もあたってみることにした。

宿のすぐ近くに、グーグルマップで一番評価が高いツアー会社のオフィスがあったので、直接訪ねてみた。

敷地内には大きなボードに今日見られたクジラの種類と数、翌日見られる確率が書かれている。

ボードの情報によると、翌日見られる確率は50%らしい。あまり期待はできなさそう。

オフィスにいたお姉さんにツアーについて尋ねると、すごく丁寧に詳しく教えてくれた。

値段は15000ルピーとのことなので、宿で提示された特別料金50ドルと同価格。

混雑しないように、一日の乗客数を制限しているとのこと。

グーグルマップの評判通りかなり感じが良かったけど、もう一件気になっているところがあったので、ここもいったん保留。

もう一件は個人で船を出しているところで、すぐ近くに家があるようなので行ってみた。

家はすぐ見つかったけど、門は閉まっていて中に人の気配がない。時間を置いて何度か行ってみたけど誰もいないので、塀に貼ってあった連絡先へwhatsappでメッセージを送ってみた。

2時間位してようやく返信がきたけど、翌日は無理とのこと。多分他にお客さんがいるか、数人のグループならOKだったんじゃないかと思う。一人だけのために船を出すのは採算が合わないのだろう。

最終的に、宿でおススメの「EagleEye」か評判の良い「whale watching club」の二択に絞って、「Eagle Eye」に決めた。

イーグルアイに決めたのは、ツアーの内容自体はどこも似たり寄ったりだろうし、評判が悪いだけにお客さんも少ないんじゃないかと考えたから。

ホウェールウォッチング

翌朝は、6時に宿のお父さんが港の集合場所まで連れて行ってくれた。港までは歩いて5分ほど。傘をさすほどではないけど、朝から小雨の降る中、まだ薄暗い道を
お父さん裸足でずんずん歩いていく。

朝の港
チケットは乗船前にここで買う。スリランカルピーで15000ルピー支払いチケットを貰うと、チケット売りのおじさんに「今回は特別価格だから、他の乗客に値段を言わないように」と釘を刺された。

船に乗り込んで上に上がると、まだ誰も乗っておらず一番乗りだった。
Eagle Eyeなのに黒ヒョウ
まだ霧雨が降っていたので、屋根のある真ん中くらいの席に座ろうとすると、船長らしきおじさんにデッキの一番前に座るよう指示された。

一番前の席は屋根からはみ出しているので躊躇していたら、「そこが一番見えるからそこにしろ」と言われ、仕方なく濡れているシートに座った。一応水着の上に水陸両用レギンス、ラッシュガードという濡れても大丈夫な恰好をしていたのでよかった。

他の乗客も乗ってきて、だんだん後ろの席が埋まりだした。予想よりお客さんが多くて、後ろの席は満席のようだ。

言われた通り一番前の席にしてよかったと思うと同時に、たぶん一人だからこの席に追いやられたんだろうという気がするのはおそらく気のせいではないと思う。

ツアー会社は「Eagle Eye」なのに、甲板に黒ヒョウの像がある時点でおかしな気はしたけど、この人の多さから思うに色んな会社からお客さんを寄せ集めて一つのツアーにしているのではないだろうか(あくまでも推測)。

実際、チケットにはツアー会社の名前も金額も記載されていない。特別料金もたぶん自分だけではないように思う。(50ドルは他のツアーでも相場価格)

まぁ、こちらはクジラさえ見られればそれでいいので、細かいことは気にしないことにしようと思ったけど、もう一つの候補だったwhale watching clubの船が二つ隣に停泊しているのが見えた。

すでに満員バス状態のこちらの船に比べ、あちらはみんな船の上を自由に歩き回れるほど余裕がある。 そして、こちらの船より一足早く出港して行った。

自分たちの船は予定通り7時に港を出港。

沖へ、沖へと進んでゆく。

コロンボ到着時の記事にも書いたけど、結構沖の方まで行ってもインターネットが普通に使えて驚いた。

1時間もしないうちに、船員さんが前方を指さして何か叫んだ。

遠くにクジラが潮を吹いているのが見えた。

船の位置からは遠いけど、少なくともクジラがいることは確認できたので、船員さんも今日は期待できそうだと言っていた。

暫くしてまた船員さんと乗客たちがざわざわと騒ぎ出したので、”クジラか?”と思ったら、イルカだった。個人的に、イルカは何度も見たことがあるのでそこまで興味が沸かない。

そしてさらに進むと、他の船が何艘か円を描くように停まっていた。この辺にクジラがいるらしい。

そして、コレ。一瞬ですが、どうぞ。


背中しか見えなかったけど、船員さんの説明では2番目に大きなクジラらしい。

かなり遠目ではあったけど、この日は2頭見られた。

ということで、この日の収穫はイルカ数頭にクジラ2頭と、トビウオ。

クジラを見物した後はもう少し粘ってみようとかいう気概もなく、あっさり終了。港へ向けてUターン。

クジラが姿を現すと、後ろの乗客たちが前方へ押し寄せて来た。一応マットを引いて床に座って見物できるようになっているけど、座ると見にくいので立ってみていると、その間に少し船酔い気味の老婦人に元の席を取られてしまい、帰り道は半分ほど立ちっぱなしを余儀なくされた。

それ自体は仕方のないことだと思うけど、自分の席に戻る際も一言もないどころかこちらには目もくれず、特に東南アジアではありがちな東洋人の小娘(?)に対する西洋人の態度にちょっとモヤっとする。(スミマセン。愚痴です。)

船では途中水とサンドイッチが配られた。下船が近くなった頃バナナとお菓子のサービスがあり、出港から約4時間でツアー終了。クジラが見られて良かったけど、ツアー自体の評価は可もなく不可もなくといったところ。

総合的に、レビューを見て心配していたほど悪くはなかったけど、次利用するならwhale watching clubにするかなぁ。

自然のものなので、もちろん毎回クジラが見られるという保証はないけど、現地の人曰く、ベストシーズンは1月だそう。

ミリッサのビーチ

ミリッサに来てからずっと波が高く風も強かったので躊躇していたけど、せっかくなので海水浴もしておきたいと思い、ホウェールウォッチングの後近くのビーチへ行ってみた。

相変わらず波は高くやや荒れているけど、泳いでる人もいるし大丈夫かと思って海に入った。

海に入って僅か1分足らずで、波に呑まれてゴーグルを持っていかれる。

一気にやる気をなくし、海水浴終了。

普通なら12月近くにもなると、ホウェールウォッチングや海水浴には最適な気候になるらしいのだが、今年の天候はちょっと異常らしい(と現地の人が言っていた)。

海水浴は諦めて、ウミガメが見られるというその名も”タートルビーチ”まで歩いて行ってみたけど、荒れた天気のせいか1匹もおらず。

海が荒れているので濁ってはいるけど、水自体は綺麗だし、いい時期に来れれば海水浴やシュノーケルも楽しめたのではないかと思う。今回はちょっと時期が悪かったみたい。いつになるか分からないけど次回に期待したい。

代わりに帰り道にこんなのがいた。
トカゲ(?)のたぶん赤ちゃん
ミリッサ滞在中はずっと天気が悪くて、夕方から朝にかけて毎日雨。

すぐ近くの店に行くにも遠回りするか、膝下まで浸かる水たまりを通っていくかしかなく、マッサージくらいは行っておきたかったけど、どちらも面倒くさくなって夕方からは部屋のテラスでのんびり過ごした。

まとめ

今回ミリッサでお世話になった、お母さんの手料理がとっても美味しいお宿はこちら→

メインイベントのホウェールウォッチングは「Eagle Eye」というツアー会社を利用したけど、もし次また行くなら「Whale watching club」にすると思う(個人の感想)。

でもクジラは見られたのでよかった。

11月下旬のミリッサは、シーズンが始まったばかりだけど天候があまりよくなかった。

その年によって状況は違うと思うけど、ビーチやホウェールウォッチングを楽しみたいなら、事前に天気予報はチェックしておいたほうがよろしいと思います。












































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